ジンメン
こんにちは。mangayomuzouです。
今回はハートフルな動物漫画です。
ごめんなさい。嘘です。
カトウタカヒロさん作、ジンメンです。
サンデーうぇぶりにて連載中、既刊4巻です。
動物漫画には間違いありませんが、パニックホラーです。
表紙の存在感がすごく、衝動買いしてしまいました
主人公は高校生の神宮マサト。動物が大好きで動物の考えていることがわかる力があります。
その力のせいで小さいころから気味悪がられ、いじめられていました。家族も忙しく相手をしてもらえず、彼の居場所はサファリにしかありませんでした。
不二サファリワールド
マサトの家の近くにある大型動物園です。小学生の頃は毎日ここに通っていました。
やがてマサトは北海道に転校することになりました。動物たちに毎年会いに来ると約束したものの、それもかないませんでした。
七年後、マサトはこの町に戻ってきました。
しかしサファリは変わってしまいました。
同級生だったヒトミと共にサファリに訪れたマサト。
早朝だったこともあり客はいませんが、なぜか動物もいません。
すると人の叫び声が。
飼育員が多数の猛獣に襲われていました。当然立ち向かうこともできないので、顔なじみの飼育員中田さんがいるゾウの檻まで助けを求めます。
そこには倒れた中田さんと喚き散らす園長が。そして居たのは檻の中。
檻から助け出そうとしますが、檻を開けた瞬間園長は奥へと吸い込まれていきました。
ハナヨ。マサトが可愛がっていたゾウ。
園長の生首を持つ彼女にかつての面影はありませんでした。
何とか中田さんを連れ出し、逃げるマサトとヒトミ。
追いかけるハナヨ。
いやハナヨだけではありません。サファリの動物たちは人の顔をし、人の言葉を話し、人を襲います。
街はパニックです。
いたるところで人が肉塊にされています。生き残った人たちも騙し騙され人同士争います。
動物の特性を存分に発揮し人を襲う様はまさに地獄。マサトの友達だった動物たちはもういません。
なぜ動物たちは人を襲うのか、そもそもなぜ変質してしまったのか。
たんなるホラー漫画ではなく、いろいろな謎もちりばめられています。
そしてそのなぞは主人公マサトにも。読み進めるごとに彼の異質さが浮き彫りになっていきます。
普通のホラーに飽きてしまったそこのあなたにお勧めです。
当然血みどろで臓物飛び散る漫画なので苦手な方はご注意を。
ストーリー ★★★★★★★☆☆☆
画力 ★★★★★★☆☆☆☆
キャラクター ★★★★★★☆☆☆☆
ホラー ★★★★★★★★★☆
(あくまで僕の主観です。)