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レイリ

こんにちは。mangayomuzouです。

今回はあの寄生獣の岩明さんが原作ということで購入しましたこちらです。

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岩明均さん原作、室井大資さん作画のレイリです。

別冊少年マガジンにて連載中、既刊3巻です。

 

室井さんは沢田新名義でバイオレンスアクションの原作を担当されています。

そんなふたりの漫画が面白くないわけがない!

 

 

時は戦国。1579年。

あの長篠の戦いから4年後が舞台の歴史漫画です。

 

長篠の戦いは織田、徳川連合軍と武田軍の戦です。結果は武田軍の大敗。その敗れた武田側にスポットを当てた作品です。

 

物語の4年前、長篠の戦い後織田軍は武田軍の残党狩りに勤しんでいました。その過程で主人公レイリの家も襲われてしまいます。

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父、母、弟がレイリを助けようと盾になるものの無惨に殺され、レイリ自身も敵に辱しめを受けようとしていたところ武田軍の家臣岡部丹波守に助けられます。

以降丹波に仕え、今に至ります。

 

4年の間レイリは死に物狂いで剣を振るい、大人を含め彼女に敵うものはいなくなっていました。

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彼女は復讐のために剣を振るう訳ではありません。

彼女は死にたいのです。

自分の盾になって死んだ家族のように自分自身も誰かの盾となり、家族のもとへと行きたいのです。

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レイリは戦いを求め戦場へと出たがりますが、丹波はレイリの考えを見通しそれを拒みます。

 

ある日武田家当主、武田勝頼の書状を届けに丹波のもとを訪れた人物が。

その人物とは土屋惣三。武田家家臣です。

 

書状の内容は丹波を高天神の主将に置くというもの。

高天神とは武田軍にとって重要な拠点、織田、徳川軍が攻め入る場所です。

 

高天神へと向かう意思を示した丹波。土屋も安堵するなかなにやら広場が騒がしい。

 

そこではレイリと雑兵が戦っていました。

容赦なく相手を痛め付けるレイリ。降参しても追撃の手を緩めません。

思わず間には入る土屋。そしてレイリに勝負を挑みます。

 

結果は土屋の圧勝。土屋は武田軍一の剣の使い手でした。

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子供扱いされ苛立ちを隠せないレイリを丹波が一喝します。

そして兵たちに高天神入りを告げます。

戦いの最前線である高天神、レイリもついていこうとしますが、当然置いていかれます。

 

レイリは土屋に身柄を預けられ、共に甲斐の国へと渡ります。そこには土屋の屋敷があり、武田軍当主武田勝頼の屋敷がありました。

 

そしてその嫡男信勝も。

信勝とレイリは瓜二つでした。

レイリは信勝の影武者として連れてこられたのです。

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死に場所を探していたレイリは特に拒む理由もなく影武者になることを承諾します。

 

もともと気の強いレイリはすぐに信勝になりきることができました。

 

この時信勝13歳、レイリ15歳。

史実では信勝は16歳でこの世を去ります。

 

レイリは影武者として命を全うするのか、はたまた別の結果となるのか。

残された3年の時間でどのように歴史に関わっていくのか非常に気になります。

 

そしてレイリは死にたがりの呪縛にとらわれたままなのか、信勝と関わることでなにかが変わるのか、その点にも注目していきたいです。

 

時折見せるレイリの年相応の少女の可愛さも必見です。

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ストーリー   ★★★★★★★★★☆


画力      ★★★★★★★★☆☆


キャラクター  ★★★★★★★★★☆


家族の呪縛   ★★★★★★★★★★


(あくまで僕の主観です。)