BEASTARS ビースターズ
こんにちは。mangayomuzouです。
今回はヒューマンドラマを。
週刊少年チャンピオン連載、既刊5巻です。
ヒューマンドラマといいつつ登場人物はすべて動物です。
いわゆる擬人化ではなく恐竜の絶滅後、人が誕生せず動物が進化したという設定です。
ケモナー御用達と侮るべからず。
種族や立場の違い、青春、そしてそれゆえの争い、人に起こりえる事象に加え動物だからこそ扱える題材が満載です。
物語の舞台は肉食獣と草食獣が共存する世界。
しかし両者の力の差は歴然。故に肉食は草食に牙をむくことは法律により禁じられています。
そんな世界に生きる1匹のハイイロオオカミ。レゴシ。
チェリートン学園に通う17歳。演劇部の照明係です。
肉食獣ゆえ草食獣からは恐れられ、不器用で引っ込み思案ため勘違いされることも。
ひょんなことから演劇部のエース俳優ルイの目にとまり、禁止されている夜間稽古の見張り役を任されます。
その見張り中彼は小さな影を見つけます。そして自らの内から来る感情に支配され、その影に襲い掛かってしまいます。
自分の腕の中にある小さな小さな命。
本能が呼び掛けてきます。
一層強く握りしめるレゴシ。
その時、後輩からの呼びかけが。
我に返るレゴシ。その隙に逃げ出す影。
自らの行いに激しく後悔するレゴシ。イヤというほど自分の本性を思い知らされます。
ある日、レゴシは舞台で使う花をもらいに園芸部を訪れます。
そこにいたのは小さなウサギでした。そしてあの夜に嗅いだかおり。
影の正体はドワーフ種のウサギ。ハルでした。
ハルはあの夜の悪魔がレゴシだとは気づいていません。そして当然レゴシも打ち明けることができません。
その出会いからレゴシは打ち明けられない後ろめたさと同時に、彼女に対して特別な感情を抱いていました。
17年恋愛感情を抱いたことのないレゴシにとって、未知の感情でした。
果たしてそれは肉食獣としての本能なのか、それとも男としての本能なのか。
大型肉食獣と小型草食獣、相容れない2つの存在。そしてそれを取り巻く世界の闇。
そしてレゴシはあの夜の出来事をハルに打ち明けることができるのか。
少年少女が抱える様々な思い、過去、そして未来。
動物たちによるヒューマンドラマ、お楽しみください。
ストーリー ★★★★★★★★☆☆
画力 ★★★★★★★★★☆
キャラクター ★★★★★★★★★☆
クール&セクシー ★★★★★★★★★★
(あくまで僕の主観です。)