五佰年BOX
こんにちは。mangayomuzouです。
今回は戦国初期が舞台の歴史上人物が全く出てこない漫画です。
宮尾行巳さん作、五佰年BOX(いほとせぼっくす)です。
イブニングにて連載中、既刊1巻です。
物語の舞台は戦国と説明しましたが、ストーリー自体は現代で展開されます。
主人公の叶多(かなた)は幼馴染の真奈(まな)の家の蔵の掃除を任されていました。
叶多は真奈にひそかに思いを寄せていましたが、想いを伝える前に真奈には婚約者ができてしまいました。
叶多は蔵の中で土に埋まったふしぎな箱を見つけます。その箱からは人の話声が聞こえました。
開けてみると中はミニチュアでしたが、なんとそこの人々は勝手に動き回りしかもこちらから干渉することもできました。
うっかり中の建物を壊してしまう叶多でしたが、そこで異変に気付きます。
現実世界に地震が起き、一つだけだった蔵は二つに増えてしまいました。
叶多は箱を真奈の父親からもらい受け、自宅に帰ってもう一度開けてみます。
すると箱の中身が先ほどと変わっていることに気づきます。
さらに移動すると箱の中身も連動して移動していました。
叶多は箱に夢中になり、人助けをしだします。
ある日バイトから帰って箱を開けてみると村が武士らしきものたちに襲われていました。中の少女が殺されかけた時、とっさに中に手を突っ込み武士を殺してしまいます。
人を殺してしまったことが怖くなり、箱をもって真奈の家に向かう叶多ですが、そこに真奈の姿はありませんでした。姿どころか真奈の存在そのものがきえてしまっていました。
真奈の父親も真奈の存在は知らず、代わりに真樹という息子が住んでいました。
叶多は箱の中に干渉したのが原因だと仮定し、箱を調べ始めます。
その途中でまた箱の中の人を助けてしまいます。
すると二つあった蔵が一つに戻りました。
箱が過去につながっていると確信した叶多は真奈が戻る変化を求めて箱に干渉し続けます。
すると徐々に箱の中の人も見えぬ存在に助けられていることに気づきだします。
変化は起きるものの、それは真奈に繋がることはなく少しずつ自分の知る日常が狂いだします。後戻りできない恐怖に襲われる叶多。
果たして叶多は真奈を取り戻すことが、そして想いを伝えることができるのでしょうか。
まだ始まったばかりの作品なので今後どうなっていくのかまだわかりませんが、要注目の作品です。
ストーリー ★★★★★★★☆☆☆
画力 ★★★★★★★★★☆
キャラクター ★★★★★☆☆☆☆☆
シュタゲ感 ★★★★★★★★★★
(あくまで僕の主観です。)