鳥葬のバベル
こんにちは。mangayomuzouです。
今回は表紙を見て思わず衝動買いしてしまったこちらです。
二宮志郎さんの鳥葬のバベルです。既刊3巻です。
調べてみたところすでに連載は終了してしまっているようです。残念です。
モーニングにて連載されていました。
すでに打ち切られている漫画を紹介するのはどうかと思いましたが、面白かったので紹介します。
主人公加瀬宗助(かせそうすけ)は今にもつぶれそうなリサイクルショップで働いています。彼は20年前両親を殺害され、駿河という人物に引き取られ育てられた過去があります。
駿河にはマリという幼い子供がいました。宗助同様引き取った子でした。
ある日、宗助は駿河とマリに呼ばれ駿河の家に向かいました。2人と花火を見るためです。
家に着いた彼が見たのは衝撃的な光景でした。
巨大な鳥が駿河を喰らいマリは座り込んでいました。
鳥に襲い掛かる宗助ですが、返り討ちに合い、手を負傷してしまいます。
マリは助かったものの、駿河の死は宗助に大きな悲しみと喪失感を与えました。
その後マリを保護している病院に警察がやってきますが、宗助の鳥に殺されたなどという証言は当然信じてもらえません。そんな中突如マリが姿を消します。
マリは自宅へ戻っていました。いつ消えたのか、どうやって戻ったのか、すべてが謎でした。
宗助はマリを養うことを決心し、一緒に暮らす事になりました。
ここから物語は加速していきます。
鳥に喰われた体の一部が空から降ってきて、警察も動き出しました。次々と体が落ちてくる中、とんでもないものが落ちてきました。
現状が理解できず、宗助とマリのもとへ向かう警察ですが、そこには当たり前のように生活するマリの姿が・・・
しかしマリの様子は明らかにおかしいです。参考人としてマリを連れ去ろうとする巨漢の警察を軽々と抑え込み、気絶させるほどの力を見せます。その光景を見た宗助は思わずマリを拒絶してしまうのでした。
その後マリだけでなく、鳥に喰い殺さた者たちがよみがえっていきます。それだけではなく彼らは特殊な能力を身に着けていました。
一度は拒絶したもののマリを守りたい宗助、鳥、鳥を追う者、よみがえった者たち、さまざまな者たちを巻き込んで展開されるストーリー。
鳥は何者なのか、よみがえった者たちの正体とは、そもそもなぜよみがえるのか、謎は多いです。
4巻で終わりのようですが、果たして謎は解明されるのでしょうか。期待と不安を胸に抱いて次巻を待ちたいと思います。
展開は早く、読みやすいので次巻が出てから一気に見てもいいかもしれませんね。
あとこの作者たぶん寄生獣好きですね。
ストーリー ★★★★★★★☆☆☆
画力 ★★★★★★★☆☆☆
キャラクター ★★★★★★☆☆☆☆
表紙のオーラ ★★★★★★★★★☆
(あくまで僕の主観です。)