迷宮ブラックカンパニー
こんにちは。mangayomuzouです。
今回は割と新しい漫画です。
安村洋平さんの迷宮ブラックカンパニーです。
マッグガーデンからコミックが発売中です。既刊1巻です。
内容的には今はやりの異世界系です。
主人公の二ノ宮キンジは不動産で収入を得る働かない男、いわゆるセレブニートです。
マンションの最上階で、通勤通学に勤しむ人たちをあざ笑うような男です。
そんなキンジのセレブ生活は突如終わりをとげます。
急に異世界に飛ばされた彼を待っていたのは、よくある異世界者にありがちなもてはやされるものではなく、ブラック企業での労働でした。
キンジの行きついた先はデトモルト魔鉱遺跡。かつてはダンジョンだったその場所は、現在は魔石の取れる採掘場です。
キンジはこの世界へ飛ばされたのち、金儲けのため商談を持ち掛けますが失敗し2000万G(ギリー)もの借金を背負い、この採掘場にやって来たのでした。
キンジの給料が月13万Gなので相当な額の借金があることになります。
そんなある日彼はダンジョン地下三階へと続くワープポイントを見つけます。
キンジは同じ職場のワニのようなワニベを誘い、地下の採掘を試みます。
ダンジョンは地下深くまで続いていて、潜れば潜るほど危険なモンスターは出るものの希少な鉱石が取れるからです。
また借金をして準備を整えダンジョンへもぐります。
目論見通り希少鉱石を取りまくりますが、そこへ巨大なモンスターが現れます。
用意しておいた魔よけの聖水が使用期限切れだったのです。
当然太刀打ちできるはずもなく逃げますが、モンスターと意思疎通ができるとわかると口で丸め込もうとします。
俺たちの護衛をすれば俺たちよりもっとうまいものを食わせてやると。
するとモンスターは、かわいらしい少女になりました。(みためだけは)
リムと名乗る少女はとんでもない大食らいで、おなかがすくと見境なく周りのものを食べようとします。リムのおかげで月100万Gほどの収入を得るようになりましたが、リムのおかげでそれ以上の出費を被っていました。
地下三階で結果を出しているキンジとワニベは異動になりました。
迷宮に潜ってモンスターと戦う探索部8課へ。
実戦経験のないキンジたちは役に立つはずもなく蟻の大群に襲われてしまいます。応援要請をしますが取り合ってもらえません。
変身薬を使い、蟻になることで難を逃れますが、逃げて終わるキンジではありません。
自我を持たず、女王アリのために休みなく働く蟻たちを焚付けクーデターを起こさせます。
なぜこんなことをするのか、キンジは見下すのが大好きだからです。
蟻たちを退け損害を抑えたことで、自分を見捨てた会社から表彰されますが、紙切れ一枚渡されただけで謝罪などはありません。
そんな組織にあきれ返ったキンジはある計画を立てます。
自分が指導者となり、このライザッハ鉱業を乗っ取る組織を立ち上げたのです。
その組織の名は迷宮ブラックカンパニー。
さあ、キンジの野望が始まります。
ストーリー ★★★★★★★★☆☆
画力 ★★★★★★★★★☆
キャラクター ★★★★★★★★★☆
キンジの強かさ ★★★★★★★★★★
(あくまで僕の主観です。)