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トリガー

こんにちは。mangayomizouです。

今回は以前ご紹介した蟻地獄の板倉さん×武村さんの作品です。

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マンサンコミックスのトリガーです。全5巻です。

蟻地獄同様板倉さんの小説を武村さんが作画を担当した作品です。

 

物語の舞台は国王制になった日本。

2代目国王冴木は犯罪の減らない状況に嘆き悲しんでおりました。

そこで1つの法律を作りました。その名も射殺許可法。

 

都道府県に拳銃を持たせた人物を1人ずつ配置し、その人物の意思で自由に発砲できるというもの。もちろん相手を殺してしまっても罪には問われません。

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その人物をトリガーと呼びます。

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トリガーたちは国王の思考に近い人物が選ばれます。各々が自分の目指すもののために引き金を引きます。

そんな彼らのオムニバス作品です。

 

自分の目指す理想や思想、正義のために力を使う者、自分のためだけに人を殺す者、殺しを仕事にする者。いろいろなトリガーの視点で物語が繰り広げられます。

時にはトリガーの弱点を突かれることも。

法律でトリガーについて詮索することは禁止されているのですが、殺しを行っている事に変わりはないので恨まれ、恐れられることもしばしば起こります。

 

単純に正義が悪を打つという作品ではなく、喜び、悲しみ、快感、絶望、狂気、感動様々な感情が渦巻く作品となっております。

 

物語の結末は衝撃の展開ですが、ある意味当然の結果ともとれるものとなっております。

さすがに小説原作なだけあって、全5巻できれいにまとまっています。

 

ドラマ化するにはもってこいだと思うのですが、やはり殺しを法律で認めている点がコンプライアンス的に難しいのでしょうか?

 

板倉さんの才能と武村さんの表現力に脱帽させられる作品でした。

 

 

 

ストーリー   ★★★★★★★★★☆


画力      ★★★★★★★★☆☆


キャラクター  ★★★★★★★★★☆


ドラマ化希望度 ★★★★★★★★★★


(あくまで僕の主観です。)